ＭＢＲ膜

ＭＢＲ膜は、ストロー状のポリフッ化ビニリデン製で、ミクロの微小な穴で排水をろ過します。
汚泥を物理的に処理するので、汚泥沈降率の悪い排水や、高濃度の排水でも処理ができ、高濃度負荷での運転が可能となっている。ＭＢＲ膜でのろ過方式は沈殿槽がいらないだけでなく汚泥の濃縮が槽内で出来、処理は活性汚泥濃度20,000mg/lまで使用できるため、ばっ気槽の大きさを従来の1/3～1/5（BOD容積負荷1.5kg･BOD/m3･日）に抑えることができる

特　徴

①処理工程の省略
好気槽内にろ過（膜）ユニットを設けるため沈降槽はバックアップとして使用
②高濃度ＢＯＤ排水の処理が可能
汚泥と処理水の分離を膜でおこなうためMLVSS濃度を上げた運転を実現
③処理槽の省スペース化
高ＢＯＤ濃度の処理が可能になるため活性汚泥法より省スペース化を実現
⑤処理水の再利用
孔径0.4μmの超微細孔でのろ過のためSSが含まれない品質の良い処理水を得ることができ再利用可能